中国メディア・今日頭条は11日、「収入が低い中国人は高級車を買う。お金持ちの米国人は普通のクルマを買う。それはどうしてか」と題した記事を掲載した。
記事はまず、フェイスブック(Facebook)の創始者であるマーク・ザッカーバーグ氏がかつてホンダのフィットを愛車としていたことが、一時期、中国国内で「美談」として語られていたと紹介。米国では、お金持ちであろうと中産階級であろうと、高級車よりも大衆的な自動車を好む傾向にあるとした。
そのうえで、米国人が大衆車を好む理由として、自動車以外にもお金の使い道がたくさんあること、一家に複数台の自動車を所有するために1台にお金をかけられないこと、子どもが多い、太めの体格の人が多いことから大型の自動車を好む傾向にあることを挙げた。また、米国人は中国人のようにメンツにこだわらない性格であること、市場競争が激しく、消費者も自動車について良く理解していることについても言及し、それぞれ論じている。
メンツを保つため、見せびらかすために派手なもの、豪勢なものを買う、という傾向は、消費活動や社会の成熟に伴って変化するものなのか、それとも中国の人びとが持つ伝統的な気質によるものなのか。その答えはもう少し先にならないと分からない。当分は、中国で高級車がよく売れる時代が続くだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
「中国人はお金持ち」という危険なイメージが定着、誰のせい?
日本での生活は、本当に中国での生活より幸せなのか?
日本の家電量販店に行ってみたら、中国人が「爆買い」したくなる理由が分かった
日本には90歳を過ぎても、現役の化粧品販売員がたくさんいる
日本のコンビニ惣菜は驚くほど長持ち! そこには優れた加工包装技術があった