記事は、今回の一件により「日本の右翼に対する反発感情に再び火が点された」と説明。そして、同ホテルの姿勢は「一部の日本の右翼主義者から熱狂的な支持を受け、政治に対して無関な一般市民による『沈黙』も重なって、数的優位を獲得したとの錯覚を得た」とし、「右翼が存在する限り、このような問題は起こり続ける」と評した。
そして、日本の右翼が南京大虐殺を否定し、反省や謝罪を拒む理由の1つを「日本人の性格にある『反省しない文化』が大きく作用している」と分析。日本人は日常生活において口頭で絶えず謝罪を示すが、「自分が本当に間違っていると認めることは後にも先にもなく、全ての謝罪と礼儀は単なるその場しのぎに過ぎないのだ」と主張した。「心から謝罪しない」態度は日常生活から学校、職場そして政界に至るまで、すでに日本の国民性となっているとし「日本人に反省や真の謝罪を求めるというのは非現実的なのだ」と論じている。
記事は、近年の日中外交摩擦の根源は「日本が中国の台頭に適応できていない」点にあると指摘。中国人として「日本人が謝罪、反省するという幻想を抱かない」ようにし、自分の国をより強くして「チャイニーズ・ドリーム」を実現することによって初めて、日本人に「もはや勢いを抑えられない中国とどうやったら上手く付き合っていけるか」を真剣に考えさせることができるのだ、と主張した。
南京大虐殺についての議論や、歴史認識に対する姿勢はさておいて、日本人を「真の反省や謝罪をしない国民性」とまとめて論じる姿勢は看過できない。それでは、中国では何事においても素直に自らの誤りを認め、心から謝罪するのだろうか。そうであるなら、どうして「死不認錯」などという言葉が存在するのか。
極端に表現すれば、日本は「謝れば大概のことは以後不問に処される文化」であり、中国は「謝ったら最後、徹底的に責任追及される文化」。中国人が日本人のことを「うわべだけの謝罪でちゃんと反省しない」と考えるならば、日本人から見て中国人は「反省や謝罪以前に、非を認めない」のだ。
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