中国メディアの今日頭条が17日付で掲載した記事は、もし将来的に日本を刺激する大きな事件が生じれば、日本は大陸間弾道ミサイルを製造する可能性が高いと主張し、中国は警戒すべきであると論じている。
記事は、現在日本はカーボン複合材料技術の開発に取り組んでいるが、これは弾道ミサイルが「大気圏再突入」する際に生じる空力加熱問題に対処するためであると説明。また、ある軍事専門家は「日本は現在有しているロケット技術を基礎として弾道ミサイルを開発する能力がある」と見ていると紹介した。
さらに純粋に技術的な観点から分析すれば、日本は現在有しているロケット技術だけで短距離弾道ミサイルを製造できるだけでなく、大陸間弾道ミサイルさえも開発できるだろうと指摘。また、このミサイルが種子島宇宙センターと鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から発射されるなら、その威力は相当なものになるだろうと論じた。
「もし将来日本を刺激する大きな事件」が具体的に何を意味するかを正確に推し量るすべはないが、中国では「日本には核兵器や弾道ミサイルを開発するだけの能力がある」と主張し、警戒を呼びかける声が根強く存在する。中国としては、過去に日本に侵略されただけあって日本が何を言っても信用できないというのが本音なのかも知れない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
わが国が貧困に喘いでいたころ・・・日本はすでにこんなに凄かった=中国
新幹線の技術が採用された台湾高速鉄道、基幹技術が中国側に流出か?=台湾報道
難民は受け入れても「欧州で中国人移民を受け入れようとの声がない理由」=中国
中国人が驚く日本の清潔さ、訪日経験がなくても「日本は清潔」と知っている
わが国がわずか10年程度で高速鉄道産業を発展させることができた理由=中国報道