中国メディアの今日頭条はこのほど、新宿駅は地下通路まで含めるとあまりにも複雑すぎるため、網迷宮とも地下迷路とも呼ばれているとし、新宿駅は「悪夢の駅」だと主張する記事を掲載した。
記事は、新宿駅について「世界で最も忙しく、世界で最も混雑している駅の1つ」と紹介し、初めて訪れる人は誰もが一度は道に迷う「悪夢の駅」だと紹介。なぜなら新宿駅はJR東日本のほかに、小田急電鉄や京王電鉄など複数が乗り入れているため構内がより複雑になっているからだ。
さらに、新宿駅に存在するホームの数は乗り入れている路線の数は非常に多いが、直接通路でつながっていない路線もあって、外国人からすれば乗り換えが難しいと指摘。この点、上海や香港では地下鉄を利用しても、乗り換えは大体同じフロアで済むようになっていて、鉄道会社も1つなので改札を出る必要もない。しかし新宿駅をはじめ、日本では同じ駅であっても別の鉄道会社の路線に乗り換える場合、改札口を探して料金を再度支払う必要があるため、こうしたシステムに馴染みのない外国人にとって新宿駅には難関が山ほどあると言える。
また新宿が目的地であったとしても駅の出口がたくさんありすぎて、行きたい場所に最も近い出口を探すのも困難であるとし、これも「悪夢の駅」と呼ばれる所以だと主張。さらに1日の平均乗降者数は346万人に達する駅であるがゆえに、通勤ラッシュ時には人の波も加わり、不慣れな外国人に追い打ちをかけると伝えた。
中国には「世界9番目の奇跡」と呼ばれる北京の西直門立体交差があり、一部ではその複雑さが渋滞を引き起こしていると揶揄されているが、記事が新宿駅の紹介に西直門立体交差を引き合いに出していることからすると、新宿駅も不慣れな中国人からしたら難解極まりない「悪夢」の場所なのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) longtaildog/123RF)
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