中国では「少年強則国強」という言葉が広く知られている。これは清朝末期の政治家であり、ジャーナリストでもあった梁啓超による散文に登場する一節で、「子どもが優れていれば、国も優れる」という意味合いの言葉だ。
子どもは国の将来を担う存在であり、子どもたちが優秀であれば、その子たちが成長した時に担う国は優れた存在になるというのは、至極当然のことだと言える。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の子どもたちを見ていると、まさに「少年強則国強」という言葉が思い起こされると伝え、その様は中国人にとって「背筋が凍る」ものであると伝えている。

 記事は、天然資源がほとんどなく、国土も小さい日本が世界一流の強国に成長し、数々のノーベル賞受賞者を輩出できているのは「教育」のおかげであるとし、日本の教育と中国の教育は根本的な部分で大きく違っていると紹介している。

また、中国の教育はあくまでも知識の詰め込み教育であるのに対し、日本は知識偏重ではなく、「体験」も重視しており、小学校で農作物の栽培や動物の飼育といった体験をさせることで、幅広い物事に対する興味を喚起し、探究心を養っていると指摘した。

 さらに、日本の学校では「昼食の前には手を洗うこと」、「挨拶をすること」、「いじめをしないこと」、「自分のものでない限りは取らないこと」、「自分のことは自分でする」など、日本社会で生きるための基本的な道徳も教えていて、こうした点も中国の教育とは違うと強調した。

 また記事は、「どのような人材を育てるのかという目的によって、教育の内容は必然的に変わってくるもの」だとし、日本の学校では、子どもたちの「実践能力」や「探究心」を育み、社会人として持っているべき基本的な道徳を身につけさせることを目的としていることが分かると主張。一方中国では、子どもたちに「取るに足らない知識や技能」ばかりを教え込んでいて、現代の中国社会において求められる重要な素質を学ばせることができていないと指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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