記事は、日本の学校では昇降口に入るとすぐに見えるのは下駄箱であり、専用の上履きに履き替えなくてはいけないと説明し、その理由として「日本の学校には清掃員がいないため、校内を綺麗に保つために土足では中に入らない」と説明した。
なぜこうした説明が必要かと言えば、中国では靴を履き替える習慣がないばかりか、校内の清掃は清掃員が行うことが一般的だからだ。それゆえに生徒が行う掃除といえば「クラスの日直が行う教室の簡単な掃除と黒板を拭くことくらいだ」とした。
しかし日本の学校では子どもたちに掃除を行わせており、そこには「人格教育」の目的もあると紹介。そのため、教室以外にも廊下や職員室、体育館など様々な場所が生徒たちに割り当てられるとした。また、学校で最も汚れているであろうトイレも生徒たちが掃除するとし、「掃除を通じて、子どもたちはモノを大切にすることや、協力して働くことの大切さを学ぶ」としたほか、「汚すことは他人に迷惑をかける」ということを自ら経験するとした。
また、皆が学校で同じ上履きを履くことで「どんな家庭環境であろうと平等である」ことを理解させることにもつながると説明。こうした日本の教育が子どもにどのような影響を与えているかを明確に説明するのは難しいが、日本人は確かに中国人に比べて「共同して取り組む」ことや「他人の迷惑まで考えて行動する」という意識が強いのは事実だ。
記事は、日本の学校で行われる人格教育は、複雑化する社会のなかで「子どもたちにとっての最初の社会勉強」と言えるほど大切な事柄だと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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