イーサリアムブロックチェーンで発行される計画の仮想通貨「WowBit(WWB)」の活用・普及をめざすプラットフォーム「Wowoo(ワォー)」の評議会に、中国のパブリック・ブロックチェーン・プロジェクトNEOの創業者・CEO Da Hongfei(達鴻飛)氏が参画することが決まった。「Wowoo」は、日本で最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」を運営するオウケイウェイヴの海外子会社OKfinc LTD.(本社:マレーシア)が出資するWowoo Pte.(本社:シンガポール)が開発・提供する。


 NEOは、「中国版イーサリアム」とも呼ばれ、スマート・コントラクトとブロックチェーン・プラットフォームの運営を通じたデジタル資産の管理と「スマートな経済」の実現を目指しており、Da氏が評議会に参加することで、「『Wowoo』が提供するICOソリューションとしての信頼性はさらに高まる」としている。

 「Wowoo」は、ICOをイーサリアムで展開する予定だが、NEO上でのトランザクションが可能となるよう、両社共同のリサーチチームを発足する。NEOは世界中のプロジェクトや企業、コミュニティーに携わっており、また、世界の仮想通貨時価総額ランキングにおいても常に10位前後に位置づけられていることから、「Wowoo」が発行予定のWWBがNEO上で活用されていくことにより、よりスピーディーで安全なトランザクションが実現するとともに、世界トップランカーの仮想通貨であるNEOホルダーからも注目を集めることが期待される。

 来年以降、Wowoo Pte.はNEOと連携して世界各国でのミートアップを行う予定。トークンセールを2018年1月以降に実施する計画。トークンセール後に主要な取引所で取引可能になるよう推進していく。NEOをベースにすることで、中国国内の広範な市場のみならず、アジアを中心とする世界市場も視野に入れ、WWBの展開スピードを加速させる計画。オウケイウェブは、この「Wowoo」とNEOの取り組みのプロモーションと顧客サポートツールとしてFAQシステム「OKBIZ.」を提供し、支援していく。

 WWBは、QAサイトへの回答に対する謝礼をはじめ、「感動や親切」を受けたことに対する「感謝の気持ち」を伝える手段になるという。Q&Aサイト「OKWAVE」、寿命管理財団が提供する「PHOENIXプロジェクト」、フットゴルフ財団、日本食文化輸出財団などが活用を検討している。(写真は、WWBのイメージ。ホワイトペーパーより)


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