気の合う仲間との飲み会ほど楽しいものはない。そしてまた、大いに飲み食いした後、帰り際に食べるシメのラーメンの味がこれ以上ないほどうまい。
中国メディア・今日頭条は2日、日本の飲酒文化に付随する「シメの文化」について紹介する記事を掲載した。

 記事は、「日本の居酒屋で飲み食いすると、お腹いっぱいになったと感じないことがあるかもしれない。なぜなら、日本人が居酒屋に行く目的は『お腹いっぱい食べること』ではなく、『酒を飲みながらおしゃべりすること』だからだ。そして、夜が深まりお開きの時間が近づいてくると『そろそろシメを食べて帰ろうか』ということになるのだ」と紹介した。

 そのうえで、シメ料理について、「例えば、鍋を食べた後にご飯を入れて雑炊にするのもそう。日本各地にはそれぞれ特色ある『シメの料理』文化が存在する」とし、各地を代表する「シメ料理」を挙げた。


 まず、沖縄については「油こってりの、夜中に食べたら罪悪感を覚えそうな一方で、非常にリッチな気分になれそうな、ステーキが定番のシメ料理だ。那覇市は特にステーキの激戦区であり、深夜営業をするステーキ店も多い」と紹介した。

 続いては、北海道のシメ料理について言及。「北海道では甘いパフェでシメるのだ。近年、札幌市を中心に深夜営業をするパフェ店が増えているほか、居酒屋でも各種のパフェを用意していて、スイーツを愛する女子のみならず、男子までもがお酒の後に全く違和感なくパフェの甘みを堪能するのだ」としている。

 また、香川県では、ご当地料理の代表であるうどんが定番のシメ料理になっていると紹介。
さらに、地域を問わず日本中で歓迎される「シメ料理」としてラーメンを挙げ、「どんなお酒を飲んだ後でも、家に帰る前に熱々のラーメンでお腹を満たすのが、一番の幸せなのである」と伝えた。

 記事は最後に、「健康のために普段は夜食に手を出さない人も、日本人の食習慣の1つである『シメ料理』を味わってみてはどうだろうか。それも、楽しい旅行の経験になるはずだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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