中国メディア・環球網は23日、「お客様は神様」という言葉がしばしば聞かれる日本で、これを真っ向から否定する店が出現したとする記事を掲載した。

 記事は、「近ごろ、日本のネットユーザーがSNS上に、ある居酒屋の貼り紙を撮影した写真を掲載したところ、あっという間に多くの人によって拡散された」と紹介。
このユーザーが掲載した写真には、「おい、生ビール」とビールを注文すると1000円、「生1つ持ってきて」だと500円、「すいません。生1つください」だと定価の380円と書かれた価格表が映っているとした。

 また、ビールの価格表の下には「お客様は神様ではありません。当店のスタッフはお客様の奴隷ではありません。当店にとって1人1人が大切な宝物です。ご理解とご協力をお願いします」とも書かれていたことを紹介。そして、写真を掲載したネットユーザーが「こういう店が好き」とするとともに、多くの人が「お客様は神様ではない」という姿勢に対して賛同を示したと説明している。

 また、海外には以前からこのようなシステムを採用する店があったとし、フランスにあるカフェの値段表を紹介するユーザーがいる一方、「従業員の態度が悪いから、こちらの態度も悪くなる」との意見もあると紹介した。

 客を大切にしてもてなす精神を持つという意味では「お客様は神様」という言葉は的を射ている。しかし、客自身が「自分は神様だ」と思いあがってしまってはいけない。最良のサービスと体験は、もてなす側ともてなさられる側のコミュニケーションの上に成り立っているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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