中国メディアの今日頭条は26日、D&Gの創立者が謝罪したことで騒動が収束するかと思われていたと主張する一方、イタリアのテレビ番組が「なぜか日本人まで巻き込んで、中国人を侮辱した」と伝え、騒動はまだ終わっていないと伝えた。
記事は、イタリアで23日に放送されたテレビ番組で、司会者が「D&Gの告知広告自体が中国人を怒らせたのではなく、デザイナーのステファノ・ガッバーナ氏の発言が中国人を怒らせた」と発言したことを紹介。
一方、同番組ではD&G創立者の2人が謝罪した様子を俳優を起用して再現しつつ、謝罪中のD&G創立者の「心の声」として、「世界中の日本人に謝りたい。いや、中国人に謝りたい。日本人と中国人は見分けられないが、日本人も中国人も道端に痰を吐き捨てるなど共通点は多い」などと揶揄(やゆ)する音声を合成したという。
もちろんこれは番組の演出であり、D&G創立者の心の声ではない。しかし記事は、同番組は「中国人を侮辱したばかりか、痰を吐く習慣のない日本人まで侮辱した」と反発し、騒動に無関係な日本人まで侮辱したのは「アジア人への差別」を皮肉ったものではないかと主張。また、同番組の内容は中国でも大きな注目を集めており、多くの中国人は「中国人を故意に侮辱した内容」と受け止めていると紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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