中国メディアの一点資迅はこのほど、アジアでも特に「清潔な国」と称賛される日本とシンガポールを比較して、「それぞれに清潔さを保つ秘訣は違っている」と指摘する記事を掲載した。

 記事は、中国の街の清潔さの状況について、「台湾は香港よりも清潔で、香港は中国大陸よりも清潔だ」と指摘し、つまり中国の清潔さはかなり「程度が低い」と自虐的に紹介。
そして、大気汚染問題が深刻化していることを指摘したうえで「中国は街中だけでなく、空気までもが汚れている」と嘆いた。

 続けて、同じアジアの国であるにもかかわらず、日本とシンガポールは非常に清潔な国で、「その清潔さは世界的にも認められている」と強調し、日本とシンガポールはいかにして世界から認められるほどの清潔さを実現させたのかと問いかける一方、「この両国が清潔さを実現させた方法は大きく異なっている」と指摘。

 まず、日本は「都市計画、基本設備、国民の自制心」が街全体の清潔さを実現させた主な理由だと主張した。景観全体にまとまりがあり、自然との調和が見られるだけでなく、中国と比べてゴミ箱が少ないにもかかわらず、ゴミが散乱していないのは日本人に自制心があるからだと主張した。一方、シンガポールについては、政府が清掃員を配備しているほか、「ゴミのポイ捨てに高額な罰金を課す」という方法で清潔さを実現していると指摘した。

 中国でも近年は人びとの衛生概念が高まっていて、街を清潔に保つべきという声を聞く機会が増えている。だが、「日本式で自制心を強化するか、それともシンガポール式で厳しい罰則にするか」と問われた場合、日本式で清潔さを実現するのは非常に難しいと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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