笹川スポーツ財団によれば、2018年に日本で年間1回以上ジョギング、マラソンを行った日本人の数はおよそ964万人に達し、人口の9.3%に達したという。近年はマラソンブームが起きていると言われるが、東京マラソンが始まった2007年頃から日本ではマラソンやジョギングがトレンドとなり、ランナー人口は一気に増えたとされる。
記事は、日本でマラソンがブームとなった要因の1つに「仕事や生活でのストレス増加」が挙げられると主張し、その解消法としてマラソンが注目されたと指摘。ゆえに、都心に位置する皇居外苑は環境が良く、ランナーが集まる名所として、そこを走ることは「皇居ラン」と呼ばれ、1日に4ー5000人もの人が走ることがあると紹介した。
さらに、毎年正月に開催される箱根駅伝は「日本人の多くが観戦する大会で、この大会に出場することだけでも非常に栄誉あることとみなされている」と指摘したほか、中国と比較すると、日本では「国民運動と呼べるほどマラソンが人びとに浸透している」と主張し、その理由として「各小中学校でマラソンは身体を鍛える教育の一環として授業で行われている」ことを挙げた。また、「マラソンは己に挑戦し続けるスポーツであり、努力と忍耐と継続という日本人の気質に合致しているため、ここまで人気があるのだろう」と独自の分析を展開した。
確かに日本ではマラソンの順位より、走る過程で選手が奮闘する姿に感動を覚えるという人は多いはずだ。そういう意味では、競争と実力主義の中国人の観点とは異なる視点でランナーを応援している日本人は少なくないと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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