中国メディア・海外網は29日「どうして日本にある日本語学校の多くが、高架橋の近くに存在するのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本にやってくる外国人留学生にとって日本語学校は来日後最初に通う場所になると紹介。
留学生は日本語学校で日本語を学んでから大学などの各種学校に入ったり、会社に入ったりすると伝えた。

 そのうえで、「多くの日本語学校は高架橋の近くに設置されているという特性を見つけた」とし、その理由について、自動車が多く行き交い騒音が大きい高架橋の近くは、周辺に比べて不動産価格が安いためではないかと推測した。

 そして、日本語学校は大学や専門学校に比べて参入の門戸が低く、学校法人ではない一般企業や個人でも経営することが可能だとし「建物本体さえしっかりしていて、防音設備が整っていれば高架橋の周辺でも何ら学校の運営には差し支えないのである」と説明している。

 一方、「留学生30万人計画」を進めて来た日本で、その受け皿となる日本語学校が教員の待遇の悪さという普遍的な問題を抱えていると指摘。実際に日本語学校で教鞭をとる教員から聞いた話として「留学生と触れ合うことができるのが魅力ではあるが、生活は決して楽ではなく、2-3年で転職してしまう人も少なくない」と伝えた。

 また、日本語講師の質も玉石混交の状態であり、その背景には単に経営者の問題ではなく、日本政府による日本語学校への助成が不足している点もあると解説している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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