その理由について記事は、盧氏の人となりが韓国国民に人気だったと分析。財政経済部に直接「大統領ですけど」と電話し、いたずら電話と勘違いされたこともあるような気さくな人物だったという。
また、盧氏の人生を描いたドキュメンタリー映画「盧武鉉です」が与えた影響も大きいと記事は指摘。公開初日に7万8000人という異例の動員数を記録したことからも、韓国国内の注目の高さを示していると言えるだろう。監督は、韓国人にとって盧氏は、たまに帰ると懐かしい「故郷のような」存在になっていると評価したそうだ。
盧氏を巡っては、大統領退任後不正献金疑惑をかけられ最後には自殺と思われる最期を遂げているが、歴代の大統領に対する好感度調査では韓国人から高く評価されている。中国でも、盧氏のイメージは良いようで、記事に対するコメントを見ると、「命を以ってプライドを守った」、「韓国史上最も朴訥(ぼくとつ)とした大統領」といった賛辞が並んだ。一方で、「韓国の大統領は良い終わり方をした人がほとんどいない」と指摘するコメントや、「メディアによる情報操作」と見る人もいるようだ。
盧氏は、慶尚の貧しい家庭に生まれ、高卒で司法試験に合格し、人権弁護士として活動したのち政治家に転身している。政界入り後は、反日・従北・反米の姿勢を見せていたが、政策はまさに現在の文在寅(ムン・ジェイン)現大統領と酷似していると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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