統計局は、「中国人1人当たりの年間収入(国民総所得:GNI)は9732ドル(約100万円)で、中所得国の平均を上回っている」と胸を張った。また、中国の経済規模が、ここ3年にわたり、70兆人民元、80兆人民元、90兆人民元と次々に大台を突破したとし、「世界経済の成長に大きく貢献している」と強調している。
世界銀行の定義(2018年時点)によると、1人当たりGNIが1万2055ドルを超えると「高所得国」、3896~1万2055ドルを「上位中所得国」、996~3895ドルが「下位中所得国」、995ドル以下が「低所得国」になっている。
中国のGDPは、改革開放を経て1986年に1兆人民元に乗せ、2000年に10兆人民元を突破。2010年に41兆2119億人民元に達し、日本を超えて世界2位の経済大国に成長している。
また、1949年から2018年までに、「鉄道の走行距離は6倍、道路の輸送距離は60倍になり、空路は1950年から735倍になった」と産業基盤やインフラが飛躍的に発展したとした。具体的には、2018年末時点で、鉄道の走行距離は13万1000キロ(うち、高速鉄道は2万9000キロ)、道路の距離は485万キロ、定期航空便の距離は838万キロに達したという。
中国(中華人民共和国)は、1949年10月1日に、毛沢東氏によって建国が宣言された。それから70年。今年は盤石になったといわれる習近平国家主席体制の下で、華々しく70周年を祝う記念行事が計画されているが、未だ、着地点が見いだせない米国との貿易交渉を抱えている。
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