記事は、沖縄県石垣市にある人気ラーメン店がこのほど、日本人客のマナーが悪いとして夏の観光シーズンが一段落する9月いっぱいまで日本人客の入店を断り、外国人客のみにサービスを行うことを決定したと紹介した。
そして、店主が掲示した張り紙には「日本人客の態度やマナーが年々悪化する一方、外国人客のマナーはどんどん良くなっている。店のルールを守らない日本人が多くなるなか、海外の客は一度注意すれば守ってくれる。店主の精力に限りがあることを考慮し、10月に観光客が減ってから日本人向けの営業を再開するか検討する」と書かれていたと伝えている。
また、この店はカウンター席が8席のみと非常に限られたスペースであるために、1人最低1点注文すること、小さい子連れの入店禁止、店内への飲食物持ち込み禁止などのルールを設けていたとしたうえで、店主の話として日本人からは罵倒まがいのクレームが相次ぎ、何かと理屈をこねてルールを守らないケースが頻発したと説明している。
そのうえで、このラーメン店の措置に対して日本のネット上では「日本の飲食店で日本人の入店を禁止するとは前代未聞」、「店主は全く商売が何たるかを分かっていない」との批判が出る一方で、飲食店経営の経験があるネットユーザーからは「確かに日本人のマナーが一番悪い」と賛同する声や、「店にも客を選ぶ権利がある」、「客も自分が神様でもなんでもなく、サービスを提供する側と対等な関係であることを意識しなければならない」との意見も見られたとした。
中国人観光客が急増し始めた時期に、マナーの悪さを見かねた日本の店舗が「中国人お断り」と張り紙を掲げて波紋を呼んだり、日中関係が冷却化した際に中国の街に「日本人お断り」の店が出現したりすることはあった。しかし、自国において自国民の入店を拒否するというのは、確かに前代未聞かもしれない。日本に対し「マナーの国」、「他人に迷惑をかけることを最も忌み嫌う」というネット上の情報を見聞きしてきた中国の人は、この件についてどう思っただろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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