中国メディア・東方網は17日、中国人の夏の国外旅行先として人気の高い国ベスト6を紹介するとともに、韓国はなおも「圏外」であると報じた。

 記事は、中国の各大手オンライン旅行会社のデータをまとめた、今年の夏に最も人気のある国外旅行先のベスト6を紹介。
ランクインしたのは、いずれも東南アジアを中心としたアジア諸国だ。

 6位は、マレーシア。廉価な航空会社の存在がマレーシアの観光業を大きくけん引しており、サバ、マラッカ、クアラルンプール、ペナン、ランカウイなどが人気の観光都市になっているとした。5位は、ベトナムだ。物価が安く、中国から近くてビザ取得が簡便であるといった理由から近年注目を集めているとした。
 
 4位は、シンガポール。アジアでは数少ない先進国であること、人気があるマレーシアやタイに近く、これらの地域を旅する際の立ち寄り先、あるいはショートステイ目的の旅行先として喜ばれていると紹介した。3位は、ビザが免除されていることが大きな魅力となっているインドネシアだ。島やビーチ、火山といった美しい自然とグルメも人気の理由だと伝えている。

 2位は、タイだ。直行便の多さ、チケットの安さ、観光インフラが整備されていて見どころが多い点などから根強い人気のある旅行先であると紹介。バンコク、チェンマイ、プーケットなどが人気スポットになっているとした。


 そして、堂々の1位となったのは、日本である。記事は日本について「最も人気の海外旅行先となったことに何の疑問もない」とその人気ぶりを表現するとともに、大阪、東京、京都、沖縄、札幌といった都市が中国人に特に喜ばれていると紹介した。

 記事は一方で、数年前までランキング上位の常連にいたはずの韓国について「もともと日本と韓国でトップ争いをしていたが、ある理由によって韓国の観光業は大きな打撃を受け、今や人気観光地のトップ10から追い出されてしまった」とし、THAADミサイル配備問題で中韓関係がこじれてから一定の時間が経過した今でもなお韓国が国外旅行先として敬遠される傾向が強いことを示している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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