親であれば、子どもに栄養バランスの良い食事を取らせたいと考えるのは日本でも中国でも同じだが、中国メディアの捜狐は19日、日本の小学校では非常に栄養価の高い給食が提供されていることを紹介する記事を掲載し、「日本の学校給食は世界から認められている」と伝えた。
記事は、親や保護者であれば、子どもが学校で昼食にどのようなものを食べているのか心配になると紹介。だが、日本の小中学校では「栄養士」という国家資格を持った専門のスタッフが考えた栄養豊かな給食が提供されているため、子どもが学校で何を食べているか全く心配する必要がなく、この点で中国と大きく異なっていると伝えた。
さらに、日本ではただ食事が提供されるだけではなく、子ども達自身で配膳から片付けまで行うため、団体行動や役割分担の大切さを学び、さらには食事の礼儀作法やマナーを学ぶ場ともなっていると紹介。しかも、食中毒などが発生したときのために毎回の食事を2週間は冷凍保存しておいたり、定期的に食材の放射線検査を行い、安全な食品を提供するように徹底していると紹介しつつ、1食わずか18元(約280円)ほどで提供しているのは驚き以外の何物でもないと強調した。
中国では学校の食堂で食事が提供されていても、献立を栄養士が管理しているわけではない。また、学校の外で食べるにしても、きちんと衛生管理されているお店は非常に少ない。それゆえ、多くの子ども達はお昼に一旦家に帰って昼食を取り、午後2時頃に再び登校するのが一般的だ。それゆえ、中国では朝、昼、夕方に登校ラッシュがあって、学校の周辺は送迎の車で渋滞するケースが多くみられる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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