記事はまず、日本について中国で称賛されることは多くあり、それらは事実だとしながらも、「ストレス社会で男社会、人間関係の構築が難しい」など、マイナス面も少なくないと指摘。中国人は日本を称賛しすぎると苦言を呈した。
記事によると、そもそも民度というものは都市の発展とともに改善されるという。日本は早くに発展を始めたために、数十年の時間と教育、それに法の整備に力を入れて現在の高い民度を実現したが、逆に言えば都市が発展し始めて間もない中国は全体的に見れば「これから民度が向上」するであり、実際に上海などの大都市ではすでにかなりの改善が見られていると主張している。
一例として記事は、列への割り込み行為やごみのポイ捨て、信号無視といった「非文明的な行為」はだんだん見られなくなり、最近ではごみの分別やいわゆる「北京ビキニ」と言われるシャツをめくってお腹を出したスタイルで歩くことが禁止されるようになったと誇らしげに伝えた。
良い傾向ではあるが、都市人口で世界トップの上海や北京なら当然期待されることであり、さらなる向上を期待したいところだ。しかし、日本と中国の決定的な違いは、日本では農村部などの田舎でも民度が高いことではないだろうか。
この点、中国では地方都市や農村部のマナーの低さは未だに目に余るものがあり、都市間の格差は今後の課題になるだろう。民度の向上には時間と努力、そして教育が重要であり、日本が成功させてきた教育は中国の良いお手本になるはずだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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