また、GDPに似た指標としては「国内に限らず、日本企業の海外支店等の所得」も含めて計算する「GNP」もあるが、中国メディアの今日頭条は27日、「日本経済をGDPではなく、GNPで見るとどの程度の規模なのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。
記事は、中国国内では「海外に莫大な資産を持ち、企業も海外で広く事業を手掛けている日本のGNPはGDPをはるかに上回っており、日本は海外にもう1つの日本経済を持っているようなもの」という噂(うわさ)があると紹介した。
続けて、世界銀行の統計を引用し、日本の2018年のGDPは4兆9710億ドルであったのに対し、日本のGNPは5兆1600億ドルだったと紹介。日本の場合、GDPよりGNPの方が大きいのは間違いないが、GNPの観点から言えば「日本は海外にもう1つの日本経済を持っているようなもの」とまでは言えないと強調した。
一方で記事は、日本が海外に莫大な規模の資産を持っているのは事実だと紹介。財務省によれば、日本の18年における対外純資産残高は341兆5560億円に達し、28年連続で世界最大の対外純資産国となっていることを強調し、資産という意味で言えば「日本は海外にもう1つの日本を持っている」と言えなくもないことを伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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