日本人が住宅の購入よりも賃貸を選ぶ理由の1つとして記事は、不動産バブルの崩壊を経験した後、日本は不動産価格が安定していて、値上がりは期待できないために投資先としての魅力がなくなったことを挙げた。これは投資目的の住宅購入が多い中国とは異なっていると言える。
また、日本では数年に一度転勤がある職場が多く、引っ越しが多いために「家庭を持ったら家を買う」のが現実的ではないとしている。住宅を購入しても、すぐに引っ越すことになれば、住んでいない家にローンを払いながら自分は賃貸に住むことになるからだ。そのうえ、住宅を売却しようとしても「日本では1日でも住んでしまえば不動産としての価値はぐっと下がる」ので購入には慎重になると分析した。
さらに別の理由は「税金」の問題だ。日本は相続税や贈与税が非常に高いので相続を放棄する人もいると紹介。このため高い給与をもらっていても住宅の購入に慎重になるとしている。これは、住宅を購入すれば将来が安泰という考え方の中国とは価値観が大きく異なっていると言えるだろう。
記事は最後に、日本の賃貸市場が成熟していることも理由の1つとして紹介した。
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