中国メディア・東方網は8日、日本の小学生が算数の問題で出した回答が、ネット上で議論を呼んだと報じた。

 記事は、日本であるネットユーザーが小学校2年生の娘が解いた算数の問題の答案を公開したと紹介。
問題は「家から駅まで30分かかります。8時50分に駅に着くには家を何時何分に出たらいいですか」というもので、女児は「8時15分」と回答、その理由を「8時20分に出るとギリギリで慌てて道中危ないので」としたところ、先生からバツをもらったと伝えている。

 そのうえで、日本の学校では実際「5分前行動」や「3分前着席」を提唱、指導しており、女児はこのルールを頭に入れたうえで「8時15分」という答えを出したと説明。「日本の社会では、遅刻に対する容認度が低く、社会全体が5分前行動を提唱しているのだ」と紹介した。

 そして、日本のネット上では「5分前行動をしっかり実践している」、「100点の答えじゃないか」、「算数としては間違いだが、社会的には完全に正解」といったコメントが寄せられたと紹介すると、小学校2年生の算数の問題一つで、ネットユーザーがたちが数学や道徳の議論を繰り広げたことについて「すばらしい」と評している。

 中国のネット上ではルールを守る、時間に厳しいという日本人の印象がしばしば紹介される。女児の解答を見た中国のネットユーザーの多くは「子どものうちから時間を守る意識がしっかりできている」と感心したかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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