中国では2019年に入ってからの10カ月間で、日系車が唯一シェアを拡大しているが、それでもドイツ系のほうが大きなシェアを確保している。特にフォルクスワーゲンは人気で、モデル別で見た10月の新車販売台数では、フォルクスワーゲンだけで4車種もトップ10入りしていたほどだ。
日系でランクインしていたのは3車種で、「中国人はフォルクスワーゲン好き」という傾向が見て取れる。

 しかし、同じアジアながらベトナム市場の傾向は違っているようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、ベトナムでは日系車が人気だと紹介する記事を掲載した。上位はすべて日韓メーカーで占められていて、「フォルクスワーゲンはトップ10にも入っていなかった」そうだ。

 記事はまず、「中国と周辺国家とでは、自動車市場の傾向が違う」と紹介。韓国と北朝鮮以外のアジア諸国では、「ほとんどが日系の天下」だという。ベトナムの10月の販売台数を見ると、フォード・レンジャー以外は、トップ10がすべて「日韓車ばかり」だったと伝えている。

 最も売れていたのは三菱の小型クロスオーバーMPV「エクスパンダー」で、トヨタ・ヴィオス、ヒュンダイ・アクセントがそれに続いたという。10モデルのうち、日系車が7車種、韓国系が2車種であり、まさに「日系の天下」と言えるだろう。

 なぜベトナムでは日系車の人気がこんなにも高いのだろうか。記事は「まださほど豊かではない国なので、品質が高くて価格が安く、燃費が良い日系車が選ばれている」のではないかと分析した。実際、日系車は故障が少なく価格もそれほど高くはない。
韓国系の場合はとにかく「安いこと」が魅力なのではないかと推測している。

 ベトナムの日系車人気について、中国のあるネットユーザーは、「中国のフォルクスワーゲン、世界のトヨタ」と表現、中国人の好みは世界基準ではないと指摘していた。いずれにしても、日系車はコストパフォーマンスが高くて故障しにくいというのは、中国・ベトナム共通の評価のようである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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