記事が紹介したのは、今月10日に中国中鉄隧道集団(CTG)が受注したスウェーデン・ストックホルムの地下鉄延長のトンネル工事プロジェクトだ。注目に値する点として、中国中鉄がスウェーデンで初めて受注に成功した中国企業であることで、「今回の受注で中国はインフラ建設において欧州市場へさらに一歩踏み込むことができた」と胸を張った。
しかも、今回受注した建設プロジェクトに含まれるストックホルムの地下鉄駅は「まるで美術館のよう」と称賛されるスウェーデンが誇る建築物の1つであり、それほど重要な場所の工事を任されたということは、「中国のインフラ建設の実力が認められたということ」だと自画自賛した。
一方、交通インフラ輸出で最大のライバルである日本は順調ではないと指摘。2019年5月には2026年以降の営業開始を目指す英国の高速鉄道計画「HS2」計画でも日本と中国は受注を争ったが、英国は中国の国有企業にHS2の建設を打診したほどだと紹介した。しかし、日立製作所は高速鉄道車両135両の製造・保守を約500億円で受注しており、「日本が信頼を失った」とは言えないだろう。
記事はさらに、日本はインドとベトナムのプロジェクトも「泥沼化」していると主張。日本にとって高速鉄道は誇らしいカードだったが、実力が伴わないことが明らかになってしまった、と締めくくっている。
記事は、いかに中国の高速鉄道が世界に認められ、日本が信頼を失ったかを強調しているが、中国人ユーザーは意外と冷静なようだ。記事に対して多くの人が反論しており「中国は速度で世界一、質は軽視」と自嘲する人や、日本の新幹線を高く評価して「何十年も運行を続けている日本の技術を疑う必要はない、インドやベトナムの工事が停滞しているのは現地の問題が過半数を占める」、「日本は実力がないのではない、リスクを冒さないため厳しいのだ」など、むしろ称賛するコメントも目立った。中国人の多くは新幹線の実力を冷静に評価しているようだ。
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