記事は、時代の風潮に合わせてビジネスやサービスが変化を遂げるのは自然なことだとし、ホテルも利用客が休息するための施設として様々な形態が現れてきていると指摘。だが、日本のカプセルホテルだけは「非常に独特」であるとし、初めて誕生した当時はセンセーショナルな施設として世界の注目を集めたものだと主張した。
中国にはカプセルホテル自体がないため、写真を見る限りでは「狭くて窮屈で寛げそうにない」という印象を持ち、「なぜ日本人が利用しているのか分からない」という感想を抱く中国人は少なくない。しかし記事は、カプセルホテルはリーズナブルな価格と利便性から、世界各地の駅や空港の近くで見られるようになっており、その需要は拡大していると論じた。
そして、中国人に知られていない点として、カプセルホテルの「防音性の高さ」を挙げ、宿泊時に不快に感じる話声や物音は思いのほか小さく、「周囲から遮断された自分だけの空間で、ゆっくり休むことができる」と説明。また、各部屋はシンプルで機能的に作られており、宿泊に必要なものは全て完備されていると紹介した。
日本のサービス業は質が高く、宿泊施設では至れり尽くせりの行き届いた接客を受けて「感動した」と感想を述べる中国人観光客は少なくない。カプセルホテルが提供するサービスは高級ホテルのサービスとは違うかもしれないが、プライベートが確保されていて清潔で、女性でも抵抗なく利用できるところは、日本のサービスの質を示していると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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