中国では保護者が子どもを学校に送迎するのはごく普通のことで、それは幼稚園から始まり、中高生になっても親が車で学校の正門まで送る姿が見られる。こうした親達の心理について、記事は「ほかの子に対して引けを取らせたくない」という思いがあると指摘した。
一部の親たちは、子どものためを思った行動でも、自立性という観点からすると良いことではないと分かってはいるが、それでも子どもの送り迎えをしなければならない中国の事情があると主張した。
それは、中国の「家庭の概念」が関係しているとし、今でも一人っ子が多数を占める中国では「子どもの教育と安全を非常に重視するようになっている」と指摘。また、「教育理念」において、中国では幼いうちから厳しい競争社会で戦わなくてはいけないので、「子どもが成長してもいつ手を離したら良いかわからなくなっている」と指摘。さらに、「学校によって教育の質に差がある」ので、良い学校へ通わせるために通学距離が長くなる場合もあるという。
一方で記事は、日本の子どもたちが小学生から自分で登下校することが可能なのは、こうした保護者の概念が違うだけでなく、「地域で交通ルールが遵守されており、子どもたちも安全に登校するために交通ルールをしっかり守るよう教えられている」と主張。また、日本の社会では「子どもを守るという意識」が浸透しているので、中国のように誘拐もなく、親も子どもだけで登校することを恐怖に感じることはないと論じた。中国では今も安全面から子どもの送迎は必要とされているので、「子どもが自分で通学できるようになるのはいつのことになるかわからない」と嘆いた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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