記事が紹介しているのは、高校バスケットボールを題材にしたアニメ「スラムダンク」の舞台だ。同作品は中華圏でも大人気となり、台湾では続編が無許可で作られたほどだ。台湾のほか中国でもテレビ放送しており、青春時代とリンクさせて記憶している人も多いはずだ。
記事は、このアニメに出てくる江ノ島電鉄・鎌倉高校前の踏切が中国人観光客に人気を集めていると紹介。この鎌倉高校前駅は、ホームから見て湘南の海が広がる風光明媚なスポットで、1997年に「関東の駅の100選」に選定されているほどの美しさだ。アニメに出てくる光景を自分の目で見てみたいと観光客が訪問するのも当然と言えるだろう。
それにしても、スラムダンクのテレビ放送が終了したのが20年以上前であることを考えると、いまだに「熱が冷めない」のは驚きだ。今でも多くの中国人観光客が、電車が通る瞬間をカメラに収めるべく待っているそうだ。記事の中国人筆者によると、ここに来ることで?アニメの世界に浸れるだけでなく、このアニメにはまっていた学生当時に「タイムスリップ」できるのが貴重な体験になるという。
実際、記事に対して「ちょうど行ってきたところだ」というコメントがいくつも寄せられ、「本当にアニメそのものだった」などの感激が伝えられていた。中国では、30代、40代の多くの人が青春時代を日本のアニメを見て育ったこともあり、日本に親しみを感じている人は多い。
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