中国メディア・環球網は3日、新型コロナウイルスの感染が拡大している湖北省武漢市と友好都市関係にある大分県大分市で、備蓄のマスクを武漢市に寄贈したのに続き、チャリティーイベントが開催されたと報じた。

 記事は、武漢市と友好関係にあることなどから大分市では毎年旧正月の時期に「春節祭」を開催しており、今年も2日に例年通り開催する予定だったが、武漢市で新型ウイルスの感染が拡大していることから、急きょ武漢市を応援するチャリティーイベントに変更して行われたと紹介した。


 そして、例年とは異なる趣旨を持った「春節祭」は、地元の学生らによる威勢の良い太鼓でスタートし、会場で販売された大分県産農産物の売り上げの一部が、のマスクなど武漢市向けの物資購入に充てられると伝えている。

 また、チャリティーイベントに参加した市民が「武漢にがんばってほしいと思って参加した。状況は良くないと思うが、武漢の人たちはきっと持ちこたえるだろうと願っている。一緒にがんばりたい」と語ったことを併せて紹介した。

 大分市は、先月27日に備蓄していたマスク3万枚を「武漢がんばれ」というメッセージつきで武漢市に寄贈した。この件が中国のメディアやSNS上で大きく取り上げられ、中国のネットユーザーから感謝のコメントが続々と書き込まれた。

 マスクの寄贈に続く、大分市でのチャリティーイベント開催は、さらに多くの中国人を感動させ、励ましたことだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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