中国メディア・今日頭条は3日、「ウイルス感染が収束したら、『友の国』日本に遊びに行こう」とし、新型コロナウイルス肺炎が拡大する中国に対し、マスクなどの物資を支援した日本の都市のグルメを紹介する記事を掲載した。

 記事は、これまでに大分市、茨城県、新潟県柏崎市など多くの日本の地域から、湖北省武漢市をはじめとする友好都市に続々と支援の手が差し伸べられていると伝えた。


 そして、中国人ネットユーザーからは「日本に住んでいるのに、柏崎市という場所があることを初めて知った。しかも四川省の峨眉山市と友好都市だなんて。今度新潟に行った時には、ぜひ行ってみよう」といったコメントが寄せられているとしたうえで、「ウイルス感染が収まったら足を運びたい」これらの地域を代表するグルメを紹介している。

 まず、大分市がある大分県については「とり天」が非常に有名であり、地元の人が日常的に食べていると紹介。その味付けは各家庭、各店舗ごとにそれぞれ異なっており、さまざまな味のとり天を楽しむことができるとした。また、大分は温泉でも有名であり、グルメとともに温泉に浸かって旅の疲れをいやすのも大分観光の楽しみであると伝えた。

 次に、茨城県については「東のアンコウ、西のフグ」と称される冬のグルメ、アンコウについて言及。12月から2月にかけて肝が肥えた旬のアンコウを用いたアンコウ鍋は非常に美味であると紹介した。また、那珂市の木内酒造内にあるそば店「蔵+蕎麦 な嘉屋」が特におススメであるとし、そばはもちろんのこと、クリームチーズのそばつゆ漬けなども非常においしいと説明している。

 そして最後に、柏崎市について「多くの人が新潟と聞いてお米を想起する一方で、柏崎を知っている人は少ない」としたうえで、柏崎付近の海域はタイの産卵地があり、有名なタイの漁獲地であると紹介。「鯛茶漬け」が柏崎を代表するグルメであり、現地を訪れたら必ず食べるべきうまさであるとした。

 ちょうど春節の時期に感染者が急増したことで、日本を訪れる予定だった中国人観光客の多くが旅行をキャンセルし、日本各地の観光業や小売業にも大きな経済損失が生じている。
一日も早くウイルスの流行が収束して日常の生活に戻り、支援を行った日本の都市をはじめ日本各地に再び多くの中国人観光客がやってくるようになることを願いたい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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