中国社会では落とし物をしても、自分の手元に戻ってくる可能性は極めて低いが、なぜ日本では無事手元に戻る可能性が高いのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人が落とし物を交番に届け出る「4つの理由」について説明する記事を掲載した。


 記事は、日本人のモラルの高さは全世界が認めていると紹介し、誰かが落とし物を交番に届けてくれるゆえに「日本でモノをなくすことはない」という意見さえ存在すると指摘。そして、「その意見はほぼ事実である」と伝え、日本では現金が入った財布やカバンですら交番に届けられ、持ち主の元に戻るのだと指摘した。

 では、日本人が他人の落とし物を自分のものにはせず、逆に交番等に届け出るのはなぜだろうか。これには4つの理由があるとし、1つ目の理由として日本には非常に多くの交番が存在するため、拾い主は落とし物を容易に届けることができ、多大な時間を割いてまで届ける必要がないという点を指摘した。

 さらに、2つ目として「人の目」という外的要因に言及し、「人のものを自分のものにしてしまう行為を見られることを日本人は避けようとする」と強調した。また3つ目として、ものを落としてしまった人の身になって考える日本人の美徳という内的要因が関係していると指摘し、「日本人は幼い頃からこうした考え方を教え込まれている」と説明した。

 また、4つ目の理由として「遺失物法」の存在を指摘。近代以前の日本には落とし物を届け出ない人を処罰する法律がすでにあったと説明し、現代の日本の遺失物法の場合は落とし物を届け出た人に一定の報酬を与えるよう定められていると紹介。こうした優れた法律がある日本は成熟した国家であると称賛し、他人の落とし物を自分のものにしない社会が日本に存在するのも頷けると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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