記事は、国の発達レベルはその教育レベルで決まり、生徒たちに出される宿題は教育理念と教師のレベルが反映されると指摘。言い換えれば、子どもが将来どのような人になるかは、どのような宿題を出すかという点でも左右されるのだと主張した。
この点で日本の小学生たちが取り組む宿題は、子どもたちが自らの管理能力や実務能力、読書の習慣、インターネットを活用する能力などを育む大きな力になっていると指摘した。
一方で中国の場合、宿題の主眼はあくまでも「知識の習得」であり、将来の大学受験に備えさせることだと指摘、子どもたちが将来社会の様々な分野で異なる才能を十分に発揮できる能力を育むという観点で言えば「知識の習得を目的とした宿題では、子どもたちに価値のある教育を提供できない」との見方を提示した。
またペーパーテストで良い成績を取ることだけを教えられ、生活における様々なことは親が子どもに代わって行うという教育では、中国の子どもたちは自立した大人になることはできないと指摘。逆に日本人が科学、文学、文化、芸術の各方面で非凡な成果を得ることができている原因も、日本の小学校の宿題の質という観点で考えれば容易に理解できると論じた。
中国国営放送のテレビ局であるCCTVは過去に、日本の小学生の宿題の平均時間はわずか40分であり、スポーツや趣味にも時間を割いている子どもたちの成績は、宿題以外は何もしない子どもたちの成績よりも良い場合が多いという文部科学省の調査結果を紹介したことがある。宿題で知識を習得させるのも大切なことだが、将来ある子どもたちにとっては知識以外にも大切なことはたくさんあると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
ノーズが長い新幹線と短い中国高速鉄道、「どちらが先進的なのか」=中国
日本と中国、米国、ドイツの「道路」を比較してみたら「差は一目瞭然だった」=中国メディア
中国が新型肺炎で困っている時に「我々は日本人の本心を見た」=中国メディア
高度に発達した日本、なぜ伝統的な神社仏閣が数多く存在するの?=中国メディア
日本人の嫌いな中華料理はコレだ! 「中国人も食べないから納得だ」=中国











