英政府は11日、イングランド北部とロンドンを結ぶ高速鉄道「ハイスピード2(HS2)」の建設計画を進めることを決定した。HS2を巡っては予算オーバーを批判する声が出ていたが、計画自体には価値があるという理由で決定されたようだ。
中国メディアの今日頭条は15日、この巨大鉄道インフラ建設計画について、「中国が5年で建設させる」と名乗りを上げたことを伝える記事を掲載した。高品質かつ低予算で済むとアピールしているという。

 この計画は、第1期工事でロンドン―バーミンガム間を、第2期工事ではバーミンガムからマンチェスターおよびリーズ間の2路線を建設するというものだ。総工費は当初予測されていた額の約2倍となる1060億ポンド(約1370億ドル)に膨らむ見通しとなっている。大規模プロジェクトになるが、英政府は、HS2により移動時間の短縮や輸送能力の拡大を見込み、フランスやスペインなどに追いつきたい考えだ。第1期の開業は2028-2031年に、残りの区間は2035-2040年を目指すと報じられている。

 日本企業では、日立レールとカナダのボンバルディアの日立連合が応札している。他には、ドイツのシーメンスやフランスのアルストムなども入札に参加しているという。

 記事は、中国も受注に積極的で、5年で建設を完成させるとしているほか、時速を420キロにまで引き上げ、英国にとって悩みの種である工費も「予算を大幅に削減する」と約束、さらには費用の8割を融資するなどの好条件を出していると伝えた。建設費用が大きな負担となっているほか、早期開業を願う英国としては渡りに船のはずだと強気の様子だ。

 しかし、この中国の提案には中国人ユーザーからも懐疑的な声が聞かれている。記事に対して、「中国の方法は海外では通用しない」、「中国がやる気なのは信じるが、英国側が5年以内に建設計画や土地収用などの必要な手続きを済ませられないことも信じている」といった現実的な意見も見られた。
大型案件なだけに、誰が受注を獲得するのかが注目されるところだが、ぜひ日本勢にも頑張ってもらいたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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