中国メディア・文匯網は24日、「韓国スポーツ界の新型コロナウイルス感染対策は日本より先を行っている」としたうえで、日本でサッカーJリーグが予定通り開幕したのに対し、韓国のKリーグは開幕の延期が決まったと報じた。

 記事は、今月29日に開幕予定だったKリーグの今季リーグ戦について、韓国サッカー協会の公式サイトが「新型肺炎の影響により、開幕延期を決定した」と発表したことを紹介。
感染状況が深刻なテグ市から先日同協会にリーグ戦延期の提案が出され、21日にKリーグ連盟が会議を実施した結果では慶北地域の2クラブのみ初戦を延期する方針が打ち出されたが、24日に改めて会議を実施し、Kリーグ全体の開幕を2~4週間遅らせることで決定したと伝えている。

 そして、今回の決定の背景には、韓国での新型肺炎確認例が急激に増加する中、文在寅大統領が23日に警戒レベルを最上級に高めたことがあると説明。24日午前現在で韓国国内の新型肺炎が確認された患者数は763人、死亡者数は7人となったことを紹介した。

 また、1部リーグだけでなく、K3、K4リーグの3月に予定されていた試合、韓国サッカー協会杯1回戦、2回戦もそれぞれ延期すること、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の韓国クラブのホームゲームを無観客で行う方針を決定したと伝えたほか、3月6日に韓国で開催予定の東京五輪女子サッカー予選・韓国―中国戦についても、開催の延期または代替地での開催を申請する可能性があるとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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