SBIホールディングスは4月1日、シンガポールの子会社であるSBI Ven Holdingsが、ロシア最大の決済サービスプロバイダーであるQIWI(キウイ)PLC(本社:キプロス、代表:ボリス・キム)の子会社QIWI-Platform LLCへの出資に関する基本合意書を締結したと発表した。

 QIWI社は、ロシア及び海外市場において13万台以上設置した独自の決済ターミナルやデジタル決済アプリ「QIWI Wallet」を用いて簡単に公共料金や携帯料金の支払い等が行えるサービスを提供しており、年間決済金額は1兆ルーブル(約1.4兆円)、利用者数は4200万人以上を誇るロシア最大の決済サービスプロバイダーといわれている。


 その子会社であるQ-Platform社は数多くの国内外のフィンテックサービスを接続したプラットフォームを運営し、同プラットフォームを活用することで銀行は自行の顧客にマッチする複数のフィンテックサービスをワンストップで提供可能になっている。また、フィンテック企業にとっては、同プラットフォームと接続することでロシア・CIS圏という参入ハードルが高い地域の人口約3億人の市場へのアクセスが可能となるメリットがある。

 ロシアでは昨今、キャッシュレス決済や電話番号を用いた銀行間送金、生体認証等の導入が次々と進んでおり個人におけるフィンテックを用いた決済利用者は世界第3位と言われている。また、ロシアの金融改革を進めるフィンテックアソシエーションは2019年10月にロシアの全銀行に対するオープンAPIの義務化に関するガイドラインを発表している。ロシアにおいてオープンAPIが普及することで同プラットフォームの利用価値が高まる。

 SBIグループはロシアにおいて商業銀行SBI Bankを通じた個人・法人に対する金融サービスの提供を行っているが、「引き続き先進テクノロジーや成長企業に対する投資活動を通じて日露の架け橋として両国の経済・金融の一層の発展に貢献してまいりたい」としている。(イメージ写真提供:123RF)


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