台湾の新型コロナウイルス対策が一定の成果を出しており、抑え込みに成功している。4月30日時点で、台湾内での感染は17日間確認されていない。
そんな中、台湾では楽観的なムードが漂い始めており、「いつ元通りの生活に戻れるのか」と考え始める人も多いようだ。台湾メディアTVBS新聞網はその疑問に対する答えとして、中山医学大学付属病院の謝宗学医師のコメントを紹介している。結論から言えば、「数年は現在のような状況が続くだろう」と述べている。コロナウイルスが爆発的に流行していない台湾でなぜこのようにコメントされるのだろうか。

 謝宗学医師によると「残念ながら台湾で感染が確認されていなくても、マスクをせず、どこにでも旅行に行けるような生活は数年内には帰ってこない」とのこと。さらに、謝医師は、台湾人にとって「手洗い、マスクの着用、社会的距離の確保などが今後は一時的なものではなく、生活の一部になっていく必要がある」とも述べた。「最終的には、こうしたライフスタイルが生活の当たり前の習慣の一部となっていくだろう」とも述べている。ワクチンの開発が期待されているが、それも「短くとも1~2年はかかり、さらに失敗する可能性も多分にあるからだ」と述べている。

 コロナウイルスの抑え込みに成功している台湾国内でもこうしたニュースが報道されており、こうした状況から日本での未来の姿を垣間見ることができるのかもしれない。たしかに、このようなニュースは悲観的にも聞こえるが一方で一つの現実を突きつけている。今後はコロナウイルス前の生活の当たり前が、これからの当たり前ではなくなることを意味しているのかもしれない。「アフターコロナ」(コロナ後)の世界を議論するより、「ウィズコロナ」(コロナとの共生)を念頭に生きていくことが、これからの世界の現実なのかもしれない。
(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
中国杭州の公共路線バスがイタリアの国旗でエール
中国人から見ると日本人はやっぱり異常に潔癖!
日本人に聞く「もし新型コロナウイルスが終息したらどこの国の人に来て欲しい?」第一位は・・・=台湾メディア
日本のパンダが中国のパンダよりきれいなのはなぜ?
外出自粛中の健康法は日本の宇宙飛行士から学べ!
編集部おすすめ