中国では電気自動車の普及が進んでおり、水素自動車に力を入れてきた日本や韓国とは異なるところだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本と韓国が燃料電池車の開発を進めるなか、中国が電気自動車の開発を進めるのはなぜかと問いかける記事を掲載した。
記事はまず、「燃料電池車の分野で、日本と韓国は進んでいて、欧米は静観、中国は日韓に後れを取っている」との見方があると紹介。しかし記事は、日本と韓国が新エネルギー車の開発に積極的なのは事実だが、欧米メーカーも早期から開発してきたと紹介。実際、ベンツやBMWなども研究開発しており、新型車を発表している。
一方の中国は、今のところ電気自動車に力を入れているが、これは燃料電池車と相反するものなのだろうか。記事は、この2つは互いに補完し合う関係で競争になることはないと分析。中国には十分な石炭による発電が可能なので電気自動車を開発するのだと論じた。石油も石炭もない日本は水素自動車を進めるしかなかったと主張している。
日本の自動車メーカーは長く燃料電池車の研究開発を続けており、高い技術を有している。一方の巨大な市場を持つ中国は電気自動車の開発を大々的に推進しており、この分野で高い競争力を持つメーカーも現れつつある。
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