記事は、日本が持つ特徴として精巧で質の高いものづくり技術を挙げ、その技術や精神は中国の人びとからも支持されていると紹介。
その上で、日本人の平均睡眠時間が世界的に見ても非常に少ないと指摘。6時間という平均時間は、最も長いオランダの8時間あまりよりも2時間も少なくなっているとしたほか、以前に日本国内で20~40歳の市民1100人を対象として実施した調査では、睡眠時間が6時間に達していない人が30%を占める結果になったと伝えた。さらには、日本全国には不眠症の患者が2000万人いることも紹介し、「どうしてこのような状況になるのだろうか」と疑問を提起した。
その答えについて記事は「日本経済に発展と関係がある」と分析。経済が発展する中で日本の各業界では「残業文化」が当たりのように浸透し、残業することが勤勉のシンボルとさえみなされるようにてなっていき、激しい競争も相まって残業時間がどんどん増え、その代償として睡眠時間が短くなっていったのだと説明している。
また、仕事帰りに飲みに行く習慣、そして多くのサラリーマンが東京や大阪といった都心部から電車で1時間程度と離れた場所に住まいを構えていることも、睡眠時間を減らす要因の1つになっていると伝えた。
記事は、日本がクローズアップされがちな睡眠不足の問題について、中国も同様の問題を抱えていると紹介。特に急速な経済発展を実現したことで生活のテンポが加速し、「お金をたくさん稼ぐために、多くの時間を仕事に費やさざるを得ない」状況が起きているのだとしている。
もともと睡眠不足は日常の思考力低下につながりかねないが、特に夏の睡眠不足は暑さで弱った体が十分に回復できないことで疲労が一層蓄積し、集中力や作業効率の低下のみならず身体の深刻な不調も引き起こしかねない。冷房を上手に利用し、十分な睡眠時間を確保することが大切だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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