中国のポータルサイト・百度に27日、日本を訪れてみたら街を行きかうバイクの数が思ったよりも多かったとし、その背景にはライダーが秩序を守って運転していることがあると考察する記事が掲載された。

 記事は、昨年に日本を旅行で訪れた際に「バイクの保有台数が多いこと、バイク利用に関する規制がないこと」などに興味を抱いたとした上で、日本のバイク事情についてライダーがちゃんとヘルメットを正しくかぶって乗っている、速度や走行に関するルールがしっかり守られている、バイク専用の駐輪スペースが用意されている場所が多い、日本で見かけたバイクの9割が国産車である、逆に電動バイクはほとんど見かけなかった、といった印象を紹介した。


 そして、これらの印象から、バイクが日本ではなおも外出する際の重要な交通手段の一つであり、バイクは国の発展に伴って必ずしも淘汰されるものではないこと、バイクをはじめとする交通の安全を守る要となるのは管理と秩序、そしてそれぞれ異なる立場で交通に参加する市民の自律性であること、交通ルールが正しく守られている状況においては、バイクの交通効率が自動車をはるかに上回ることといった認識を持つに至ったとしている。

 その上で記事は「総じて、日本は多くの面で学ぶことが多い。製造から運転の規範化に至るまで、管理面でも学ぶ必要がある」とし、何でもかんでも規制したり禁止したりすることが大事なのではなく、自動車にしてもバイクにしても人びとが自覚的にルールを守って秩序を作り上げることこそが「何よりも重要なことなのだ」と総括した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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