中国メディア・環球時報は15日、昨年1年間に世界で配達された荷物の数が初めて1000億件を超え、日本が1人当たりの配達個数で最も多くなったと報じた。

 記事は、米国の郵送機器大手ピツニーボウズが13日に、昨年1年間における世界の配達小包に関するデータを発表したと紹介。
日本、米国、中国、ドイツ、インドなどの13の市場、カバー人口38億人を対象とした統計で、昨年に配達された小包の数量が2018年の870億個から1030億個に増加し、初めて1000億個の大台を突破したと伝えた。

 そして、急増の大きな原動力となったのが中国であり、全体の5分の3の小包が中国で配送されたと説明。中国の国家郵政局が今年初めに発表したデータでも、昨年の小包配達サービス取り扱い数が635億2000件だったことが明らかになっているとした。

 一方で、1人当たりの小包個数では日本が「世界一」であり、昨年は年間で1人あたり72個の小包を受け取ったと紹介。専門家の見解として、日本には古くより「小包文化」があり、オンラインショッピングの発展も加わって、宅配便の利用頻度が高くなっているとしたほか、配送業者のサービスや賠償体制が充実していることも、大きな要因だと伝えている。

 記事はまた、ピツニーボウズが今後6年以内に世界で配送される小包の数量は現在の2倍以上に達し、26年には2200~2600億個、多く見積もると3160億個になる可能性があるとの予測を示していることを併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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