日本人が中国人に対して「中華料理を食べたことがあるか?」と尋ねたら、中国人はどう思うだろうか。きっと、「何をばかげた質問をするのか」と思うだろうが、実際のところ多くの中国人は「中華料理」を食べたことがないのだという。
中国メディアの百家号は20日、日本の中華料理の特徴について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、中国人からすれば「中華料理」と「中国料理」は同じではなく、似て非なるものであると指摘。「中華料理」とは、本場中国の味を日本の味にアレンジしたものであるのに対し、「中国料理」は本場中国の味を再現したものだと主張した。「中華料理」の味は「薄味で甘め」だと分析している。

 では、日本の「中華料理」にはどのような特徴があるのだろうか。記事は、簡単にいうと「あんかけ」だと指摘。天津飯、エビチリ、麻婆豆腐など、どれも「あんかけ」であり、日本の中華料理はほとんどを「あんかけ」で作るといっても過言ではないとしている。

 また、別の特徴として、「点心がおかずになっていること」を挙げた。中国では小籠包、ワンタン、春巻、シュウマイなどを「点心」と呼んでおり、間食や軽食のような扱いだが、日本の中華料理ではどれも「おかず」であり、ラーメンやご飯などの主食に「おかず」としてついてくるものだと説明。これには多くの中国人が驚くようだ。

 記事が指摘するように、日本の中華料理は本場の中料理とはかなり違った料理となっているが、日本人の好みに合わせて改良された「中華料理」はとてもおいしく、人気が高い。これからも中華料理は日本人に親しまれていくことだろう。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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