この動画は、簡単な日本語ができる中国人男性が、体の不調を訴え日本の病院で検査してもらうというものだ。病院の受付や支払いの様子などを外国人としての視点から紹介している。この男性は、あらかじめ電話予約しておいたため、当時の受付はスムーズに進み、問診表の記載も漢字が分かるためか、問題なくできたようだ。
ただ、細かい説明は難しかったようで、それを察した受付の女性は進んで検査室まで連れて行ってくれたと紹介、「日本人は仕事に対する態度がすばらしい」と称賛している。このような対応は中国ではまず期待できないだろう。また、「医者の説明は、大丈夫という言葉以外は分からなかった」と述べているので、医療関係の込み入った話には通訳者がいたほうが良かったかもしれない。
この一連の動画を見て寄せられたコメントは、日本の病院への賛辞ばかりだった。CT検査で6000円余りだったという医療費について「負担が軽い」と感心する人や、「中国の病院は医療費がすごく高いのでなかなか病院にかかれない」と嘆く人も多かった。また、患者第一の様子に「サービスが良く、患者に発言権がある」と病院の態度を称賛する人も目立った。これは、医者の話が分からなかった配信者が、医者に質問を返したためかもしれない。中国では「患者が医者に話しかけるなんてとんでもないこと」と言われることもある。
他にも、「病院がこれだけ広いのに、患者が少ない」と驚く人も少なくなかった。中国では大きな病院は設備も医者も質が高いとされ、患者が殺到するのが現状だ。そのためか、「日本の病院はこれで利益が出るのか」と心配する人までいた。広くてきれいで、医療従事者もみな優しく、言葉が伝わらない外国人相手にも辛抱強く、しかも費用が安い日本の病院は、中国人に人気が出るのも当然かもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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