記事は、インターネットやモバイル決済の急速な普及とともに発展を遂げた中国の食品デリバリー業界に比べて、日本で同様のサービスがなかなか発展しない理由の1つとして「日本人が冷たい食事を食べ慣れている」点を挙げた。
そして、「冷たい食事」とも関連する事柄として、日本では弁当文化が非常に発達している点にも言及。日本の映像作品で頻繁にみられる手作りの弁当は、色彩や季節感に満ちていて、見る者に非常に深い印象を与えるとした上で、冷めてもおいしく食べられるように作られた弁当をオフィスに持参すれば、温かい食事から放たれるにおいを部屋に充満させて同僚などに迷惑をかける心配もないのだと説明している。
さらに、デリバリー事業には当然ながら配達員という人力が必要とされるのに対し、日本では少子高齢化なども相まって働き手が不足しており、人件費コストが高くついてしまう点も要因の一つであるとしたほか、日本人は食べたいものがあれば行列に並んででも自ら買いに行こうとする傾向が強いとも分析した。
記事は最後に「国民性からコストに至るまで、種々の理由により中国のような食品デリバリー産業が大いに発展する土壌はほぼないのである」と評価。それは決して日本が落ちぶれていることの現れということではなく、あくまで国情の違いによるものなのだとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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