文章は、日本がこれまでに何度かの非常に大きな社会変革を経て、その都度国を栄えさせ、強くなってきたと紹介。
そして、古代の日本はかつて隆盛を極めた唐に何度も使者を派遣して現地の文化を学び、吸収したことに言及。仏教や茶道、刀鍛冶などありとあらゆる技術、文化が大陸から日本に伝わり、学びを通じて日本の国力は大きく高まったと伝えている。
また、近代においても日本の「学び」は大きな力を発揮し、清朝末期の中国が封建制度から脱却できず技術革新や科学の発展を阻害していたのに対し、日本は学びの対象を中国から西洋へと転換して近代国家としての国力を急速に強化していったと指摘。中国は1894年の日清戦争によって日本の進歩と発展を思い知らされることになったとした。
その上で、日本人の特性として「何が良いもので、何が悪いものかを判別する能力を持っている」と分析。自分のためになる良いものだと判断すればすぐに取り入れて消化し、逆に取り入れるべきでない、残すべきでないと判断したものは捨て、そこから学ぶことを止めるとした。そのために、西洋の科学技術が世界をリードする中で、日本人は中国伝来の封建制度がもはや時代遅れであることを悟って捨て、改革に乗り出すことができたのだと解説した。
さらに、日本人は自らの限界を知るとともに、その後誰から学ぶべきかについても理解しているとする一方で、中国では往々にして自らの限界や誤りを認めようとせず、限界や誤りを認めることを恐れるがゆえに敵を作りあげて罵るばかりだと指摘。「自らの誤りを認め、相手との差を直視して、謙虚に学んでこそ本当に強くなれる。この点を、われわれは学ばなけばならない」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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