まず記事は、近年のバドミントンの快進撃を紹介しつつ、「中国のバドミントンが強くない理由」について率直に述べている。
まず1つ目は「コーチ」の違い。日本では、各地にクラブチームがいくつもあり、そこで優秀な選手だけでなく、本当に指導力のある指導者が育成されている。国際試合でもコーチが同伴し、選手の指導に当たっているが、中国のチームではまだコーチの層が薄く、国際試合にコーチがベンチにいないことすらあるという。
2つ目は「教育体制」。日本や台湾では学校に部活やクラブがあり、そこで優秀な選手が見いだされる。その中で、本当にバドミントンをしたい生徒だけが、中学、高校、大学と続けていき、才能のある選手が発掘されている。一方、「中国ではナショナルチームなどでプレイしている学生ですら、バドミントンが好きとも限らない。さらにコーチに指導資格がない場合すらある」と述べている。
3つ目の点はさらに率直に中国のバドミントン界、スポーツ界全体の問題点を指摘している。「中国では子どもに勉強を放棄させて、その競技ばかりさせるスパルタな方法がまかり通っている」。
記事は、さらに教育体制やコーチなどの面から日本のバドミントン界の強さを深堀しつつ、結論として「日本のバドミントン界の強さは科学的な練習と、優秀なコーチによって築かれている」とし、「中国もみならうべき」とまとめている。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)
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