記事は、日本車の特徴として燃費の良さとともに、長時間あるいは長距離走行しても故障が発生しにくくメンテンナンスコストが低く抑えられるという点がしばしば取りざたされると紹介。
まず1点めは、日本の自動車部品のサプライチェーンが非常に強い点を挙げた。世界の自動車部品メーカートップ100のうち、日本企業が35社と最も多くなっており、自動車部品の供給で世界をリードしていると説明。それが完成品の安定した品質を実現させているのだとした。
2点めは、日本の自動車製造に対する考え方が保守的であることに触れた。フォルクスワーゲンに代表されるドイツメーカーは最新技術を自家用自動車に応用することを好み、ユーザーに充実した乗り心地、走り心地を提供する一方で、最新技術ゆえの未成熟さによって品質が安定しないという問題が生じ、「何かと修理が必要」というイメージが定着していると伝えた上で、日本車は様々なソースから信頼できるテストデータを取得することで、自らの技術の安定性を証明しているために、品質上の問題頻発を未然に防いでいるのだと説明した。
そして3つめには、日本の国情について言及。島国である日本は資源が限られており、いかにして少ない資源で最大の効果、利益を上げるかという点にこだわるため、自動車づくりにおいてもシンプルな構造で経済性の高いものが好まれる傾向にあるとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
どうして日本の玄関ドアは外に開くのか、その理由に納得
中国の半導体業界の急発展で、最も儲かっているのは日本だった
資源が乏しく地震が頻発する日本が世界第3の経済大国でいられる理由
なんと! 世界の半導体産業を牛耳っているのは、日本の超有名食品会社だった!
「冷蔵庫」問題だけじゃない! 日本人の中国に対する認識は、誤解だらけ