記事は、中国人にとって保安検査は日常的なものであり、飛行機に乗る際だけではなく、高速鉄道や地下鉄に乗車する際にも保安検査を受ける必要があると紹介。
そして、日本と中国の駅で保安検査の有無に違いがあることについて、日本人からはしばしば「両国の民度の差。民度の高い日本ではいちいち検査をする必要がないが、中国では検査をしないと危ない」という意見が出るとした上で、「実際はそうではない」と否定。日本でも以前、走行中の新幹線車両に火を放って死傷者が出る事故が発生するなど、検査をしないことで安全確保が難しくなっている現状があるとの見方を示した。
その上で、日本の鉄道で保安検査を実施しない理由について、新たに保安検査を導入すれば乗車までにかかる時間が従来より長くなってしまい、交通の利便性が損なわれる点、個人のプライバシーの問題を挙げた。また、大量の検査設備を導入し、検査員を配備するコストが非常に高くなるとし、効率や効果を考えた上で、導入の必要はないという判断に至っているのだと解説している。
記事は一方で、中国の鉄道は効率よりも安全を最優先に考えていると指摘。地下鉄は密閉した狭い空間の中で大量の人が行き来するため、危険物の携行を見逃してしまえば多くの人に危害が及ぶことになるとし、中国は危険の発生を根本から断絶するために保安検査という制度を導入しているのだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
薄すぎるだろ・・・! 日本人の驚きのかんな削り技術
子どもが少し雨に濡れただけで文句を言う親は、日本の親を見習え!
中国人が日本の個人情報を「拝見」して、日本人が謝る滑稽さ
親善試合とはいえ、はっきりと差が出た日本と韓国の実力
「日本人の清潔好き」は、表向きだけかもしれない











