アマゾンでは17年4月から、生鮮食品などを配送する「アマゾンフレッシュ」を東京、神奈川、千葉で実施しており、利用者数は右肩上がりで増加している。また、19年9月からスーパーマーケットライフ(大阪市)とも、東京、神奈川、大阪を配送エリアに実店舗の商品を最短2時間で届けるサービスを展開している。
一方、バローでは、会員制ネットスーパー「ainoma」を19年7月から開始し、事業所や保育園などで利用されている。専用アプリから注文し、商品を事業所などに配送。仕事終わりに受け取ることができる。さらに、アプリで注文した商品をドライブスルーで受け取ることができる「ainoma pick up」を昨年5月から開始している。
今回発表されたサービスは、アマゾンのウェブサイト、アプリにバローがオンラインストアを開設。注文を受けるとバローの実店舗に情報が入りスタッフが商品を用意し、アマゾンのドライバーが指定の住所まで最短2時間で届ける仕組み。バローで扱っている生鮮食品、惣菜、パン、PB商品、日用品など8千品目が購入できる見通し。
バローホールディングスの小池孝幸取締役は「立ち上げに関して従業員の手配、トレーニングが必要。店舗の人間が兼務することで作業効率が上がるが人員追加も考えないといけない。まず1店舗目できちんとノウハウを作って、今後店舗を増やしていくときにはスピードを上げていきたい」と話している。

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