GMSのイオンリテールは、生鮮3品やリカーなどに前年の反動があったものの、前々年比では約1割増。
イトーヨーカ堂は客単価96.6%に対し、客数104.8%となり、トータル100%超。イズミは前期、緊急事態宣言を受けたテナントのマイナスが大きかったが、今期はこれが一定程度回復したことで二ケタ伸長となっている。
SMは前期の反動による客単価減で100%割れが多かったものの、ライフコーポレーション、バローは前年水準を維持した。ライフコーポレーションは、客単価こそ100%を切ったが、競合と比べ客数の伸びが高かった。バローは客数、客単価とも前年水準を維持している。
1年前は、緊急事態宣言下の巣ごもり消費で客単価が伸びる一方、客数が大きく落ち込んだが、今年は首都圏を中心に客数が一定程度回復する一方、東海以西では客数、客単価とも伸び悩むといったように、西日本エリアに新型コロナの影響がより強く出ている形だ。