
SCの売場面積は4万5千㎡で、構成比は物販が60%、非物販が40%。西日本初のバラエティスポーツ施設「VS PARK」など体験型サービスを充実させ、「ECで買い物をする人にも、わざわざ来てもらえるような施設」(セブン&アイ・クリエイトリンクの秋本和宏支配人)を目指す。
今回、食品売場にライフを誘致したことについては「地元にとって、どの店に入ってもらうのが良いかフラットに考えた結果。MDや売場づくりの考え方が一致した」(セブン&アイ・クリエイトリンクの市川千里執行役員テナント営業部長)としている。
また、イトーヨーカドーがSMを担うアリオ八尾やアリオ鳳など、大阪府南部に位置する同社の他の店舗と違いを打ち出す狙いもある。
ライフセブンパーク天美店の売場面積は1千788㎡、年間売上高は25億円を目指す。1㎞圏内の人口は約2万人で世帯数は8千560。府平均と比べ60歳以上の構成比が高くファミリー世帯が多いのが特徴だが、大型SC内の出店のため8㎞内を商圏としてとらえ、ミドルファミリーも狙う。
今回は約600m離れた旧・天美店のスクラップ&ビルドで開店。「得意とする都心部のSMと方向性は同じだが、広域から集客できるモールなのでチャレンジという思いが強い」(ライフコーポレーション秘書・広報部)。
入口で展開するサラダコーナー(ライフセブンパーク天美店) こうした新しい取り組みの一つが、入り口で展開するサラダコーナー。生鮮3品に惣菜を加えた4部門で開発したオリジナルサラダを展開する。
このほか、チーズの量り売りや店内手づくりのスイーツ、レトロ感を演出した駄菓子など買物客の関心を集める売場を展開。自社ブランド「ビオラル」はドライから日配まで広く集めた。「圧倒的なMDを打ち出し、集客ができる核店舗を目指す」考えだ。営業時間は9時半~21時。