同社が2030年までに目指す姿として今年制定した新メッセージ「珈琲とKISSAのサステナブルカンパニー」でその方向性を鮮明にし、サステナブル活動とともに喫茶文化と喫茶店の応援に一層注力している。
1日、事業活動説明会で柴田裕社長は「当社とともに日本のコーヒー文化を築いてこられた喫茶店の魅力を、接点の少ない若年層や海外に向けて発信していきたい」と改めて意欲をのぞかせる。
新メッセージには「これからも真剣にコーヒーと向き合いたいという想いからあえて“珈琲”と漢字にし“KISSA”には 日本の喫茶文化を外国人に向けた発信として、“お茶を喫する”という想いを込めた」。
「純喫茶ジャーニー」では「アデリアレトロ」ともコラボ。写真はアマンド六本木店で期間限定販売されたアデリアレトロの脚付きグラスで入りのカラフルなクリームソーダとコーヒーミルクセーキ。 若年層に向けた発信はネットやSNSを活用。
昨年は年間を通じて純喫茶をテーマにした活動を展開し、若年層との接点拡大を図るべく、純喫茶に関する情報やSNSの投稿を一元化した純喫茶情報サイト「純喫茶ジャーニー」を公開したほか、異業種とのアプローチとしてはアパレルブランド「THE SHOP TK」とのコラボやカプセルトイ「キーコーヒーの看板」を発売開始した。
「純喫茶ジャーニー」の反響は上々で来店誘導につながる動きもみられることから、今春には20-40代の女性からの支持を集め人気急上昇の食器ブランド「アデリアレトロ」とも新たにコラボしてこの動きを加速させた。
カプセルトイ「キーコーヒーの看板」もSNSなどで話題となり発売直後に売れ切れになり7月に再販を決定した。
今後は純喫茶をテーマにしたオンラインイベントの開催を予定。
「今までお店に行くことができなかった方にも、純喫茶とはどういうものかをお伝えしたい。メニューのつくり方や雰囲気を紹介し、いつか喫茶店に行ってみたいと思っていただけるような内容を計画している」と説明する。
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